フィルムカメラ・タイプ別おすすめ入門機種を紹介【初心者向け】

2018年3月1日

この記事では、『普段はデジタルカメラで撮影していて、”フィルムカメラ”にも興味が湧いてきたぞ』という方へ向けて、挫折せずにフィルムカメラを楽しめるようなコツを紹介したいと思います。フィルムカメラの魅力が伝われば嬉しいです!

イマドキなんで”フィルムカメラ”?

近年はインスタグラムピンタレスト(Pinterest)など写真をアップするタイプのSNSの流行もあり、一般人でもプロ写真家に負けない様なレベルの写真をアップする時代になりました。

日々世界中の人々が気軽に写真をUPしてコミュニケーション出来るなんて、とても画期的なツールですよね。

しかし、僕としては「どの写真も綺麗すぎて、なんか嘘っぽいんだよな…」という感情もずっとありました。

僕はニコンのデジタル一眼レフからカメラを始めて、現在ではiPhone7・フィルムの一眼・ライカ(レンジファインダー)も使うのですが、iPhoneやデジタルカメラの写真は、『撮った後の加工が一番大事だと感じます。同じ様に感じる方って結構多いんじゃないでしょうか。

そんな中、フィルムカメラは便利な液晶画面もありませんし、撮り終わった後にすぐに撮影結果を確認することも出来ません。

フィルムを現像した後にスキャンしてデータ化すると編集は出来ますが、まずは36枚撮りのフィルムなら36枚撮ってから現像するしか無いんですね。

これは猛スピードで動く現代社会の中では凄まじくアナログですし、時流には相応しくないと思うかもしれませんね。

ですが、その手間暇を掛けた分の素晴らしい恩恵があります!それは、デジタルカメラではどう頑張っても出せない独特の色味やディテールです。フォトショップやVSCOなどの優れた現代技術をもってしても再現出来ない豊かな世界観がそこにはあるのです。
フィルムカメラで撮影した写真
上記の写真は私が撮影した写真なのですが、全くの無編集&エフェクト無しで、単にネガをスキャンしただけです。

やや曇りがあるレンズを使った影響もありフレアが出ていますが、それすらも良い雰囲気になっているのではないかと思います。このような空気感はデジタルだと中々再現が難しいのではないでしょうか?

カラーフィルムだとこんな感じです。ミャンマーに行った時に撮影しました。

バガン bagan ミャンマー myanmar

フィルムカメラ入門者におすすめ機種を紹介!

現行品のフィルムカメラとして販売されているものは非常に少数ですが、100年以上の歴史の中では数えきれない程のモデルが登場しています。

その中には、フィルムカメラが初めての方にはお世辞にもオススメ出来ないような機種も多くあります…

このコーナーでは、私が使用した経験のある機種の中で、ビギナーでも扱いやすく、かつフィルムカメラの面白さも感じ取れるオススメ機種をボディタイプ別に紹介していきます!

一眼レフタイプ

デジタルでも馴染みのある一眼レフタイプで、多くのユーザーにとっては最も楽に操作出来るでしょう!

Nikon(ニコン) F100

nikon F100 ニコン フィルムカメラ

まずは、日本の誇る大手ブランドNikon(ニコン)のF100というモデルです。F100は僕自身がフィルムカメラを始めた機種でもあります。

現在はライカを使う事が殆どで、更にニコンはF2やF5・FM2なども持っている為、F100は売却してしまったのですが、この機種からフィルムを初めたのは幸運だったなぁと感じます。

フィルムカメラを始めたての頃はフィルムを装填するの1つとっても結構難しいし面倒だと感じるんですが、このF100はフィルム装填がメチャクチャ楽です。

1.赤いラインが引かれている所までフィルムを引き伸ばす。

2.その状態で蓋を締める。

3.シャッターボタンを押すと自動的に撮影可能な状態までフィルムが巻き上げられる。

上記のように自動操作してくれますし、結果的に36枚撮りフィルムでも大体38枚程度まで撮れる事が多いです。(ちょっぴりお得ww)

一般的にはニコンのフィルム入門機と言えばNewFM2辺りを挙げられる事が多いんですが、正直言って扱いづらいと感じる人って多いと思います。その理由としては、

  • ファインダーが見づらい
  • シャッタートラブルが多い

などですね。 FM2だったらF2の方が圧倒的に作りも良いですし、価格もそれほど変わらないのでオススメです。

インスタントカメラタイプ

写ルンです フィルムカメラ インスタントカメラ

インスタントカメラタイプは、フジフィルムのインスタックスや、ポラロイド、はたまたライカも新製品で色々出してますね。

お手軽にフィルムを味わうにはオススメです。インスタントカメラから入門して、どんどん深みにハマっていっても良いかもしれません。安いからね。

写ルンです シンプルエース400

写ルンです・シンプルエースです。インスタントカメラの王道とも言うべきカメラでしょう。未だにコンビニでも売ってますし、ちゃんとフィルムの味も持っているカメラです。近年だと、奥山由之さんが写ルンですを使いこなして有名になっていますね。

レンジファインダータイプ

レンジファインダータイプはライカとローライ35が王道ですね。

Leica(ライカ) M2

Leica(ライカ) M2
レンジファインダーは、初心者の1台目には難しいと思います(汗)

作りの良さに関してはライカが圧倒的に良いのでオススメしたいですが、Leica M3だと軽く15万円くらいいきますし…そんな訳でLeica M2をオススメします。

Leica M2でも十分にクリアなファインダー、速写性(これ以前のライカ、バルナック型は速写性では劣ります)、圧倒的作りこみ感と、所有欲が満たされますw

ただ、焦点距離50mmのレンズしか使わない方は、思い切ってM3を購入しちゃってください。どうせいずれ買うでしょう(笑)

ライカM3はファインダーが50mmレンズのために設計されているものなので、50mmレンズしか使わないのなら、M2よりも圧倒的に使いやすいです。

フィルムカメラを始める時に必要なものって?

フィルムカメラを使用する為に必要な道具は、実はそんなに多くありません!ここでは最低限必要な物2つを紹介します。

1.カラーフィルム

カメラフィルム

フィルムカメラ入門の場合、最初はカラーフィルムがオススメです。

  • モノクロフィルムはお店で現像を依頼する際に、カラーの2倍程度の費用が掛かる(カラーフィルム:500円弱、モノクロフィルム:1000円弱)と、納期が長い。(カラー:1時間、モノクロ:4、5日以上)
  • モノクロフィルムは自宅現像の際、薬剤の購入に初期費用が掛かる。(5000円-10000円程度は掛かります。)

上記2点の理由です。

最初はモチベーション維持の意味合いでも、出来るだけお手軽な環境を用意した方が良いと思います。

ハードルを上げすぎて、せっかく始めたのに手間が掛かりすぎて続けられなかったら元も子もないですしね。

ある程度慣れた後に、興味のある方は更に拘っていけば良いと思います。フィルムに関しては、それだけで一つ記事が書けてしまうほど沢山の種類があるので、色々と試してみるのも楽しみが広がるんじゃないでしょうか?

2.単体露出計

次はコレ、単体露出計です。デジタルカメラユーザーでは殆ど使う機会が無いですよね。

デジタルカメラ本体にも優秀な露出計が付いてますし。

でも、フィルムカメラだと元々露出計が付いていなかったり、カメラの状態によっては正確に測光出来ない場合もあります。

そのようなケースを考えて、質の良い単体露出計を1つ購入するのは非常におすすめです。(Nikon F100の場合はカメラに内臓されている露出計で充分です。)

単体露出計を使うメリットとしては、光を自分で測ることで、より光の強さや角度(逆光か順光か)を理解して撮影する事が出来ます。慣れてくると、感覚的に絞り・シャッター速度をコントロール出来るようになり、人間露出計に一歩近づきますね!

さいごに

今回はフィルムカメラを実際に手にする所までを紹介しました。

実際に撮影するにあたっては、フィルムの選択、露光量の大小で劇的に表現を変える事ができます。

撮影技術、フィルムの変化による結果の違い、更に自宅現像などについては別に記事にしたいと思います。

それでは、素晴らしいフィルムカメラライフを楽しんでくださいねー!